内田雄造追悼文集「ゆっくりとラジカルに」
一般頒布のお知らせ
2011年1月26日に68歳で急逝しました内田雄造さんを偲ぶ追悼文集や論文集などの出版要望の声が数多く寄せられ、こうした願いを踏まえ、内田雄造先生追悼文集刊行委員会及び同世話人会の発足でまとめ上げ、刊行することができました。
300人以上の方々からの寄稿文と、内田さんが生涯を通じて訴え、各地で実践されてきたまちづくり活動の取り組みや、論文・エッセイなどをまとめています。東日本大震災の直前に逝去された内田さんですが、もしご存命であればどう考え、動いたのか。 この文集で改めて内田さんがその時代時代にどのような関心を持ち、行動してきたのか。教育者、研究者、そして社会運動家としての「生き方と人柄」を伝えるもの、そして遺された私たちへのメッセージとなるものができたと思います。 内田さんと関わり合った多くの方、まちづくりに関心のある方に読んでいただければと思います。 2012年 |
【頒布価格】 1冊3,000円(送料500円:梱包料込) 体裁 A5版、542ページ 【お支払い方法】 代金は後払いです。書籍到着後7日以内に下記口座にお振込みください。 (郵便局から) 口座記号番号:00150-1-346416 (銀行等から) 銀行名:ゆうちょ銀行 【お問い合わせ】 メールにて承っております |
もくじ
第1部 内田雄造さんの68年間 [エッセイ] マイライフ「抵抗の都市計画運動」を生きる [論文] 抵抗の都市計画運動
第2部 内田雄造さんとの思い出 ■「これが私の原点だから」 1942〜1969年 内田さんは本棚の最も取り出しやすい棚に東大闘争の文献を集めていた。 「これが私の原点だから」と <追悼文> ※この時期に知り合った方から寄稿(54名) [レポート] 住宅について(中学校クラス会文集より) [発言録] 東大裁判闘争 内田雄造被告人尋問 [エッセイ] 東大闘争のなかの梅村先生 ■「抵抗の都市計画運動」 1970〜1979年 市民が中心となった都市計画に関わる運動を「抵抗の都市計画運動」と名づけ、運動体と計画者の共同作業である「都市運動体計画」を想定した <追悼文> ※この時期に知り合った方から寄稿(83名) [発言録] ライブディスカッション「漂白と定住のはざまで・・・」より [抗議文] 日本都市計画学会の投稿論文不採用決定に対する抗議文
■「そして、私自身も変えていきたい」 1980〜1989年 「あなたは何故、それに関わるのか」と問われ、「私は、行政との関係を変え、 地区の住民との関係を変え、妻との関係を変え、そして、自分自身も変えていきたい」と答えた <追悼文> ※この時期に知り合った方から寄稿(64名) [エッセイ] アジアのまちづくりとアンソレーナさんのこと [論文] 転換期にある同和地区のまちづくりが今後の日本のまちづくりに示唆すること
■「まちづくりは弱者のもの」 1990〜1999年 学園闘争の経験から、社会的弱者の立場からの研究を志し、都市計画に関わる市民や被差別部落のまちづくりに積極的に参加してきた <追悼文> ※この時期に知り合った方から寄稿(62名) [論文] まちづくりの新しい展開と課題 [小論文] 大都市の公営住宅行政の改革を
■「きみならできるよ」 2000〜2011年 研究に行き詰まると、内田さんはいつも目を細めた優しい笑顔で言った <追悼文> ※この時期に知り合った方から寄稿(57名) [エッセイ] 熟年の卒業生を院生に迎えて [論文] 山古志の素晴らしい生活を継承しよう
第3部 「陽はまた昇る」 <追悼文> 内田彩/内田拓哉/内田良子
第4部 内田雄造さんとのお別れ「通夜及び告別式から」 <葬儀委員長あいさつ> 高橋儀平 <弔辞> 山本義隆/藤井敏信/平かおる/山本義彦/穂坂光彦/竹村牧男 <喪主あいさつ> 内田良子
第5部 内田雄造さんの足跡 [エッセイ] わが青春をかえた一冊の本 [インタビュー] 内田雄造 インタビュー [論文] 格差時代の住宅政策 [論文] 同和地区のコミュニティデベロップメントの新しい展開 著作リスト 著書、報告、論文、座談会、その他 あとがき |
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